夏物帯揚げ
絽・紗
風が抜けるような涼感を演出する夏用の
"絽・紗"の生地はからみ織(もじり織)で織られています。
からみ織とは
織機に"ふるえ装置"をつけ、地の経糸のほかに経糸を左右によじれさせ、その中に緯糸を打ち込んでいく織技法です。
隣り合う経糸を絡ませ、奇数ごとに緯糸を絡ませることによって隙間を作り透感を演出します。
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絹地
経糸に生糸、緯糸に片強撚糸を用いて平織にして一方向にシワ状のシボを表したもの
縮緬
経糸に生糸、緯糸に右撚りと左撚りの強撚糸を用いて平織にしたもの
東雲
縮緬用緯糸の強撚糸に生糸を合わせて織ったもの
綸子
経糸、緯糸どちらも撚らない糸を用いて織ったもの
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![](https://katouman.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/絽ちりめん2.jpg)
![](https://katouman.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/05/東雲横絽1.jpg)
![](https://katouman.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/05/東雲縦絽1.jpg)
![](https://katouman.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/05/綸子絽1.jpg)
それぞれの生地に絽目を織り出し、それぞれの特徴を演出しています。
一定間隔に隙間があいている絽、生地全体に均一に隙間があいている紗、その時々のシーンにあわせてお楽しみください。