「疋田麻たづな段染め分け長襦袢」

吉祥文様である麻の葉柄を疋田絞りで括り、地色と柄部分の染め分けで表現しています。
柄付けから括り、染めと全てが手作業である絞り染めならではの暖かみのある製品に仕上りました。
製品上がりのバランスを考え、生地は綸子生地に疋田麻の葉地紋を使用しています。
白地に臙脂(エンジ)、浅葱(アサギ)地に赤などの弊社定番配色から今回新たな配色も加え、生地、デザイン、製作において妥協無く作り上げました。


「葉付菊」

模様を絞り染めならではの技法で葉を疋田絞りで線描きし、黒字に赤色で菊を染上げています。
菊の花をより鮮やかに浮かび上がらせています。

「三ツ割桜」

三ツ割桜を絞り染めにて柔らかく表現しています。
グレー地に艶やかな桜が散りばめられたモダンな長襦袢です。


「綸出し」

菊唐草や道長の地紋の綸子の生地に菊柄の綸出し絞りで仕上げました。
『輪出し絞り』とは、糸でくくった場所が防染されてそのほかの広範囲の部分に着色する絞り染めとは反対の染めです。防染されている部分が周囲で柄のみに色が入ります。


「段ボカシ」

ボカシ染めは職人の高い技術の手作業で仕上げており、
色と色の間に一定の白場をもたせる高難度のボカシです。
色と色が重ならないことで鮮やかで、柔らかい表情になる様に染め上げています。